はじめに
実は、私はアラサーになる前、自分時間の多い20代のうちにやっておきたい事をやんわり設定していました。
中でも特にイギリス旅行をしたくて、コソコソと貯金をしていましたし、2019年には本格的に下調べや準備を始めていました。
ところが、2020年に来たコロナ禍はこれらの実現を阻みました。積み上げてきたものが崩れたような感覚になりました。
もちろん、たかが旅行と言ってしまえばそれまでですし、もっと大切な事もありますが、私の中で海外旅行(特にイギリス旅行)は勤勉の意欲を確かに支えていたのです。
コロナ禍の到来から1、2年が経ち、日本のコロナ禍を巡る状況は少しずつ変わりました。私自身、どこへも旅行しなかった訳ではありません。
越県移動の制限は愛知県内と近隣県の魅力を再発見する機会となりました。その後、制限が緩やかになってからはサッカー・名古屋グランパスの応援で九州、関西、首都圏へ行きました。
ただし、それらはそれらで楽しかったものの、やはり海外は無理でも長期旅行をしたかったですし、その欲がまた復活してきました。
では国内のどこへ行くかと地図を見て考えたら、北海道がまだまだ未開である事に気付きました。
特に、原生林、湿原、火山地帯、牧草地等で構成される広大な道東。いつか行ってみたいと思いながらも実現してこなかった、長年放置した宿題のように感じました。おまけに、ここ2~3年でハマったキャンプもできるというので、ちょっと調べたら、道東には景色の良いキャンプ場が多いとの事。
うむ、これは行くしかありませんな。
旅の準備
いざ道東へ行くと決めたものの、行き先は何せ「試される大地」であり、かつ、少し長期の1週間のひとり旅という設定。調べなければならない事は山ほどありました。
交通と天候、安全に関わる情報を最優先に、観光地や食料に関わるものまでひたすらブックマークし、スケジュールを組み、しまいにはオフラインでも確認できるように旅のしおりまで作成しました。
当然、持ち物も準備しなければなりません。
(キャンプ道具については以前、ブログ記事にしてまとめたものもあります。)
参考にした主な書籍とホームページ
- 『北海道キャンピングガイド2022』(ギミック社、2022)
- 『ツーリングマップル2022 北海道』(昭文社、2022)
- 「北海道キャンプ場見聞録」
- たびらい北海道
- 林野庁 北海道森林管理局
- 北海道 保健福祉部 感染症対策局 感染症対策課
特にキャンピングガイドとツーリングマップルには道中で大変お世話になりました。
Googleマップ
旅のしおり
これらの作業を旅行の半年ぐらい前からスキマ時間でコソコソと進め、航空券や宿泊先の予約は5月までに済ませました。
かくして8月下旬、家族の了解もあり(理解されたとは言ってない)、道東ドライブは実現に至りました。
0日目:中部国際空港にて前泊
出発日の中部国際空港から新千歳空港行きが早朝便で、自宅から空港まで1時間半はかかるため、空港のホテルで前泊する事にしました。
前泊なのに午前10時15分に空港へ着きました。気合入りすぎ。
早く着きすぎてやる事がなく、ホテルに荷物を預け、空港のレストランで一杯やりました。
INAXミュージアム
それでもなお時間が余り、空港近くの常滑市でINAXライブミュージアムを見学しました。
セントレアホテル
夕方に空港ターミナルへ戻り、宿泊先のセントレアホテルへチェックイン。
当時実施されていた県民割「あいち旅eマネーキャンペーン」を利用し、お安く、お得に泊まれました。
空港のカートを客室前まで持って行けたし、翌朝も航空会社カウンターまで同じカートで行けて助かりました。
シングル1泊7,000円弱(Booking.com経由)。県民割により、そのうち3,500円分と地域クーポン2,000円分が2週間後に電子マネーでキャッシュバック。
お風呂が日本式の大きな浴槽で、夜と朝、景色を眺めながらゆったりと楽しめました。
夕食は地域クーポンを使って空港レストランの「まるは食堂」で。お風呂上がりに空港を散歩するのは何とも不思議な感覚がありました。
出発、新千歳へ
翌朝は5時30分に起床。いよいよ出発です。
(つづく)