四方山話

旅行記を中心に書いています。

ステイホームでハマった作品➀

 

 こんにちは。今回はお出かけではありません。ステイホーム絡みです。

  2021年が始まってすぐ緊急事態宣言が出て、再び在宅の時間が増えてきて、ふと、そういえば去年の緊急事態宣言の時って何して耐えていたっけ?そして今年はどうしよう?と思いました。

 去年はだいたい、映画と音楽、あとゲーム、録りためたテレビ番組、読書、あと『地球の歩き方』で旅行の妄想をしましたね…。色んなものをかき集めていました。今年もそんな感じで行くでしょうね。

 ただ、せっかく色んなものに触れたのなら、その中でも特にハマったものの感想を書き留めるぐらいすれば、退屈なステイホームが少しは楽しくなるんじゃないか、あるいは在宅というイレギュラーな体験を記録に残しても良いんじゃないかと考えました。僕が書く感想に需要があるかについては深く追及しないで下さい。笑

 ということで、ステイホーム中にハマった作品をゆるくだらだらと紹介していこうと思います。今回は2020年春にハマった映画です。なお、作品の選び方がちょっとミーハーですが、ご容赦下さい。

 

①007のダニエル・クレイグ主演4作品(映画)

 映画007シリーズとは、ご存知、イギリスの秘密情報部MI6のエージェントであるジェームス・ボンド(コードネーム:007)が、世界中で悪党どもの計画を阻止し、殺しのライセンスでもって成敗する映画です。

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 そんな007には最新作の公開が控えていました。『ノー・タイム・トゥ・ダイ』が2020年4月に公開予定で、自分、ものすごく楽しみにしていました。しかし、例の感染症の流行が欧米にまで波及したため、公開延期となりました。無念。

 当初は2020年11月までの延期でしたが、その11月のタイミングで2021年4月へ再延期となり、さらに現在では2021年11月への再々延期も噂されています。

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 ここでRADWIMPSの法則に従えば、再々々延期で2022年4月になるでしょうね(投げやり)。

 

 もう一つ、実は2020年の五輪以後のタイミングでイギリス旅行の計画を立てていました。しかし、それも向こう3年あるいは5年は無理そうですね。行ける時に行けば良かった…。

 そういった前事情があり、最新作を観れない&イギリスへ行った気分になろうと、007のダニエル・クレイグ主演4作品を観る事にしました。それぞれ観た事はありましたが、話の記憶が薄れていたので。

 観るならしっかりブルーレイディスク(BD)で…と思いましたが、Amazonでは全部売り切れでした。他店を見ても同じで、再入荷は10月まで無いと。去年の緊急事態宣言の頃、皆の欲しがりそうな物は品薄になっていましたね…。

 結局、Amazonプライムビデオのレンタル配信(有料で1本300円×4本)で観ました。

 

カジノ・ロワイヤル(2006年)

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 いやもう、ヴェスパー・リンド役のエヴァ・グリーンが美しくてニヤニヤしてしまいます。

 『カジノ・ロワイヤル』はダニエル・クレイグ主演初作とあって、まだ若々しい分(30代後半)、いちいちドヤ顔を決めているのが憎たらしくも格好良いです。

 また、悪役がデンマークの至宝マッツ・ミケルセンですし、マッツ沼の皆様がご満足いただける作品となっています。ダニエルとマッツがじゃれ合う謎の拷問シーンもありますし…w

 

慰めの報酬(2008年)

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 ストーリーとしては『カジノ』(2006)の直後を描いたものです。続編です。ボンドがある理由で不眠となり、その原因となった事件の真相を追うべく、主に南米で闘います。

 個人的に、4作品の中では最も人情みがあり、人間関係にフォーカスしていると思います。もちろんミッションがあるのですが、それよりもボンドの心を描写したシーンが目立ちます。他の3つに無い色があります。その他、4作品の中では敵が最弱です。

 

スカイフォール(2012年)

 説明不要の大ヒット作。サム・メンデス監督になって作風がガラッと変わりました。ロケのスケールが半端ない。

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 とはいえ初っ端からVWビートルをめちゃくちゃにしちゃうので、ブリティッシュが全開なのですが…。笑

 MI6の本拠地、イギリス・ロンドンでのシーンが多いのも良いです。本作の公開された2012年と言えばロンドンオリンピックがありました。イギリスに勢いがあった頃で、それもあってか、街の象徴が随所に出てきます。

 ロンドンの地下鉄チューブで繰り広げられるシーンもあります。そこでは、ボンドをサポートする装備開発係・Qを演じるベン・ウィショーのスマートさも目立ちます。

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 もし都営大江戸線飯田橋駅で007ごっこをやったらエスカレーターが長すぎてとんでもないことになりそうなので、名古屋の名城線金山駅ぐらいがちょうど良さそうです。

 

スペクター(2015年)

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 前作の大ヒットによりサム・メンデス監督続投と相成った『スペクター』。またまたアクションシーンがド派手です。イタリア・ローマの街中をスーパーカー2台でかっ飛ばしてカーチェイスしちゃいます。同じイタリアのベネチアが出てくる『カジノ』(2006)、シエナが出てくる『慰め』(2008)とは全く違うイタリアです。

 一方で、ストーリーもしっかりしています。何せ、スペクターは過去3作の集大成という位置づけですから(キリッ)。そのため、スペクターを見る前にカジノから順に流れで見ておくのが良さそうです。

 そして敵が面倒くさい。笑顔が不気味極まりないですし、心身ともに嫌なところを突いてきてむず痒い感じです。

 

 しかし、そんな前置きはレア・セドゥの美しさを見るとどうでも良くなります(?)。

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 レア・セドゥがマドレーヌ役に起用された理由は「人生経験が豊富そう」だからだそうです(『スペクター』BD内特典映像より)。豊富?何だろう、ううむ、わかんないや!

 

 ちなみに、アマプラでレンタルでぶーぶーと言いましたが、この間の年末年始に007を再び観たくなり、4作品ともBDを買い揃えました。

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 あと、いずれ念願かなってイギリス旅行をできるなら、ロンドンとグレンコーへ行ってみたいですねえ…。今のうちから旅行記事を読んで妄想に励みます。

gotrip.jp

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②1917(映画)

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 007からの流れで、サム・メンデス監督つながりで紹介したいのが『1917 命をかけた伝令』です。

 最初、2020年2月末に伏見ミリオン座(映画館)で観ました。冒頭から1時間の緊張感が半端なかったのを今でも思い出します。というのも、この作品、ずーっとワンカットです。言い換えれば、場面の切り替わりが無く、映画が始まったら息継ぎする間がありません。しかも主人公たちが進んでいくのは、第一次世界大戦の戦場の中です。景色がえぐいです。

 

 塹壕戦と言えば、『1917』を見る前にPS4の『デス・ストランディング』というゲームをやりましたが、その中に同じく塹壕戦のシーンがありました。そこでも第一次世界大戦の恐怖を思い知らされました。

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 シーンが共通するだけでなく、『1917』と『デススト』は観た者を没入させる仕掛けが似ているように感じました。そのため、両作品ともなるべく近いタイミングで触れると面白いです。『デススト』をプレイした事のある方が『1917』を観るとヨシ、その逆もヨシです。

 あと、何の繋がりか、『デススト』には007に出ていたマッツ・ミケルセンとレア・セドゥがいます。

 

 話を戻し、『スカイフォール』と『スペクター』に見られるように、サム・メンデス監督の作品は、スケールがすごい(語彙力)のと同時に、撮影のために造られた地形や置かれたセットの全てがリアルです。『1917』で言うと、塹壕だけでない様々な戦場にある人や物の残骸がリアルで、現場の空気が克明に伝わってきます。それらを長回しのワンカットで見せられたらもう…。ただ、あまりにリアルなので、人によってはちょっとしたトラウマになりかねないシーンも多々ありました。

 それら『1917』のシーンを全て見終えた時に出た感想は「走り切った」でした。興奮もありつつ、恐怖や緊張からの解放により、まるで本当に走った後のように感じた記憶があります。

 

 他方で『1917』は興行面で不遇であったように思います。本作は2020年2月14日に公開されたものの、感染症の流行と重なりました。国内各地の映画館が休館となり、早い所では3月で公開が終わってしまいました。しかも、作品の評価がじわじわと拡がったのが3月4月でしたし。

 現在では各配信サービスで観られますし、Amazonプライムビデオではプライム会員対象になっており(2021年1月現在)、比較的アクセスしやすくなっています。

 

 

 今回は以上ですが、紹介したいものがもう少しあるので、また次回。

 

 つづく